社会福祉法人 おきなか福祉会 | 採用ページ

現場からのメッセージ

現場からのメッセージ

※令和2年4月1日の配置

豊かな人生を自己実現できるようにするお手伝い。

ごあいさつ

昭和59年3月、(福)おきなか福祉会は成立いたしました。昭和59年5月、県内で6番目の知的障がい者授産施設としてれいめいの里を開設いたしました。日常生活の指導と共に社会復帰を目指し職業訓練(稲作、薬草の栽培、山羊の飼育、ヒラタケ栽培など)も行われました。その後、知的障がい者更生施設石水の里や就労支援事業所ゆいまーる等を開設し、現在では6事業所を運営しております。

37年の月日と共に利用者の皆様も高齢化・重度化が進んでおり、より質の高い支援が必要となってきております。

福祉サービスは対人サービスです。チームワークも大切な要素となります。当法人では人材を重視しております。協調性や思いやりなど豊かな人間性を持った職員と一緒に、より良い福祉サービスを利用者様に提供できるように取り組んでいるところです。

私達と一緒に、当法人の理念実現のために取り組んでいただける方々をお待ちしております。福祉は未経験という方も、大歓迎です。よろしくお願いいたします。

社会福祉法人 おきなか福祉会
理事長 安富祖 久明

※職員は令和2年4月1日の配置です。

「丁寧さ」と
「できるだけ相手の話を聞く」を大切に。

れいめいの里 施設長(令和2年4月1日現在)

與那城 康子

れいめいの里 施設長 與那城 康子

入職の経緯

平成3年の石水の里開所に際して、「石川市に新しく施設を開所します。施設立ち上げの経験を持つ與那城さんに主任として入ってもらい、準備段階から関わってほしい」と県の担当職員からお声かけいただきました。その担当職員は、以前私が県に勤めていた頃の上司でした。

お声かけいただいた時は別の施設に勤めていました。その施設も立ち上げから関わっており、3年目を迎えていました。当時、母が体調不良で中部方面に転職しようかと考えておりましたし、良い機会と捉えて、おきなか福祉会へ入職しました。

障がい福祉のお仕事の魅力

一般職であれば利用者さんと一緒に笑顔でいられるということだと思います。自分が動いた成果や活動の結果が現れやすく達成感があるのは現場の職員だと思います。「あの時頑張ったから、出来たんだ」という達成感は一般職員が一番感じるところだと思います。管理職になるとそういった経験が少なくなっていきますので羨ましいなと思います。職員が仕事の話で盛り上がっているのを聞くのは楽しいですし、私もその場に居たかったなと思うことがよくあります。

施設長の仕事の一つに繋ぎ役があると思います。今までは「どういう風に支援しようか」だけに捕らわれていたのが、「こことここを組み合わせたら、こういうことができる」ということを考えるようになりました。引いた状態で職員や利用者を見ることができるようになり、繋ぎ方が分かるようになってきたように思います。「どことどこ、誰と誰を連携すれば上手くいくんだな」といったことが分かる面白みを感じたのは管理職になってからです。

仕事をするうえで、大切にしていること

「丁寧さ」と、「できるだけ相手の話を聞く」ということです。

「人と話をする時は丁寧に。怒っている時でも丁寧に。」を心掛けています。売り言葉に買い言葉的な対応をしているとこちらが予測しなかった、期待しない結果になることが往々にして見受けられます。言葉の力は本当に強いので、そこは気を付けて丁寧に対応していきたいと思います。

話をする時は、相手の話を聞いてから自分の言葉を出すようにしています。人にはそれぞれ考え方がありますし、最初に自分の意見を言ってしまうとなかなか変えることができないと思います。でも人の話をずっと聞いていると「ああ、この人はこういう考えだから、こういう行動を取ったんだな」と分かるようになります。これが分かると、「これはいいんじゃないかな」とか「ここはポイントだから少し介入したいな」と分析ができるので、ケース会議などではできるだけ、まずはみんなにしゃべってもらうようにしています。最後に感想として「私はこう思う」という形でお話さていただいています。最初から「ここはこうだからこうだ」という話はしないようにしています。そこは意識しています。

相談支援業務においても、一つ一つの話をしっかり聞いて、相手が何に困っているのかを探らないといけません。その困っているところに共感しないと相談にのっていけないと思います。これは施設も一緒です。利用者さんの困っていることや職員の困っていることに「ああそうだよね」と自分でも共感できるようにしたいと思っています。

職場の雰囲気

れいめいの里でいえば、ベテラン組も若手組も悩む時期にきているのかなと思います。

ベテランにはそれなりのキャリアがあり、上手くできるところもたくさんあります。若い職員は一生懸命に切磋琢磨して伸びていこうとしています。先輩に求めるのは後輩育成です。私も通ってきた道ですが、そこはしっかり取り組んでもらいたいと思います。

そこで、ベテラン組にお願いしたいのは振り返りです。今が当たり前になっていることに対しても時々は振り返りが必要だと思います。「自分も入った頃はああいうことで悩んでいたな」「自分もああしていたな」といった振り返りです。

若い職員へはもっと外に出て色々な体験をしてほしいと思います。福祉以外の経験や福祉以外の人との交流は仕事に活きてくると思います。私は学校を卒業して福祉分野一筋できました。同級生と話をしていても考え方が全然違いますし、自分は視野が狭いなと思うこともありました。

例えば、私たちが「利用者さんに施設の中でどう過ごしていただくか」しか考えなかった場面で、友人らは「こういう仕事できるんじゃない」と一般社会の中でどう生活していくかという視点で話をしてきました。それを聞いたときに、「利用者さん達にそんな経験させていないな」と考えさせられました。発達障害など一般に分かりにくい障がいを持った方たちと共存している友人達は凄いと思いました。私たちの「障がい者」という視点に対して、友人達は「障がい者」とみていないくて、それが本当はいいのだと思います。福祉ということで逆に障がい者として見すぎていたかなと気づかされ、同級生に「ありがとう」と心のなかで感謝しました。

また、外部との交流で人脈を広げてほしいと思います。相談支援業務もそうですが福祉の仕事はいかに人脈を広げられるかだと思っています。「これは誰それに相談したら上手くいく」といった人脈を自分で作っていく必要があります。枝葉みたいに自分で人脈作っていかないと行き詰まります。縦とか横とかでなく、木の枝みたいに人脈を作っていくのが理想です。苦戦が予想されたことでも、この人脈のおかげでスムーズに問題解決した事例も多数あります。

れいめいの里建替えについて(令和3年5月完成)

れいめいの里は利用者さんにとっては生活する家になります。利用者様ご家族共に安心して預けていただけるような施設にしていきたいと思います。

新しい施設が出来あがっていく過程をすぐそばで見ることができるという経験はなかなかないことです。この「わくわく感」を大切にして楽しい経験にしてほしいと思います。あとはスムーズな引っ越しと、どれだけ早く元の日常に戻せるかということに頭を悩ませています。

利用者さん達は職員の心配をよそにすんなりと順応していくだろうと考えていますが、職員の方は広さも倍になる新建物で、動線の確立に時間がかかり大変だろうと思います。

れいめいの里の引っ越しについては全員に担当を持たせる予定としています。職員全員が建替えに何らかの形でかかわることで、自分たちの施設だという意識をさらに強く持っていただけたらなと思います。

休日の過ごし方

シフトに入っていた時は子供が小さかったので、買い物や家事は一気に片付けて、できるだけ子供と一緒にいるようにしていました。当時は今と違い宿直制でした。当番の日は午前8時30分に出勤してそのまま宿直に入り翌朝の10時までが勤務でした。宿直勤務の日はおよそ2日ぶりに子供にあうという感じでした。

社会福祉士の受験の時、子供は1~2歳でした。この子に寂しい思いをさせながら資格を取ろうとする自分が嫌でしょうがなかったです。スクーリングから戻ると10日ぶりにお母さんが一緒だから、子供は私に抱き着いて離れませんでした。寝ているときも何度も起きて顔を触っていました。お母さんがちゃんといるかを確認していたのだと思います。子供にこんな寂しい思いをさせているのだから「絶対受かってやる」、「一発で合格する」という気持ちがとても強かったです。この時が人生で一番勉強したと思います。子供には申し訳ないという気持ちと共に感謝の気持ちでいっぱいです。

今は、宿直勤務はなく、夜勤体制となりました。16時出勤で翌朝10時の退勤ですから、当時とは随分変わりました。シフト制では平日にも休みが取れるため、それを活かしてプライベートを充実させている職員も多くおります。今お仕事をお探しの方は、ぜひ、生活支援員のお仕事も選択肢の一つとして検討していただきたいと思います。

れいめいの里 生活支援主任 佐久川 瞳

利用者さんの
成長の喜びと感動を
共有できる

れいめいの里 生活支援主任(令和2年4月1日現在)

佐久川 瞳

入職した理由

人と関わり役に立てる仕事に就きたいと思い入職しました。前職も障がい者の入所施設でしたが、再就職先を探している時も障がい分野でと考えていました。

現在の仕事内容(令和2年4月1日現在)

利用者さんと共に石川公園清掃やウォーキング、レクリエーションを日課で行っています。その他に講師の先生をお招きして絵画、手芸、音楽、ハワイアンフラなど利用者さんが充実した日課に取り組めるよう工夫しています。これらの日課は健康維持や生活に張りをもたせるために行っています。

本人の能力を発揮できる得意分野については展示会や自治会主催の夏祭りへの参加など、出来るだけ成果を発表できる機会を持つようにしています。お祭りなどのイベント参加では、利用者さん達も程よい緊張感のなか、行事を楽しんでおられるように思います。

また、これらの活動は地域交流にも繋がる重要なことだと思います。

障がい福祉のお仕事の魅力

「利用者さんが出来なかったことを少しずつ出来るようになる」そういった利用者さんの成長に、支援を通して携わることで、利用者さんと喜びを共有することができます。

具体例について聞かれますが、これは、入浴やタンスの整理などいたるところで経験できます。

しかし、利用者さんの成長の成果はすぐに表れるものではなく、できるまでに5年、10年かかることはざらにあります。私は入職して10年近くになりますが、ある利用者さんは私が入職した頃に出来なかったタンスの整理が、最近やっとなんとか出来るようになってきました。こういったことは言葉でお伝えするのは難しいのですが、利用者さんに接していただければ、すぐに分かるようになるかと思います。これは現場に入らないと分からない喜びであり、感動だと思います。

また、そういった経験の中で利用者さんの喜ぶ姿を見ていると、もっと色々な体験を増やして、もっと喜んでもらいたいと思うようになります。

福祉の仕事は相手を思いやりながら頑張れる仕事だと思います。

仕事をするうえで、大切にしていること

相手が何を伝えたいのかを考えて行動するよう心掛けています。言葉を発することができない利用者さんや、伝えることを不得手としている利用者さんに対しては、その表情や行動から色々なことを読み取り判断することが必要になります。「いつもと違うな」という具合に変化に気づくことが体調不良や病気の発見に繋がることがあります。気に掛けるからよく観察しますし、表情も分かるようになりますし、いつもと違うことに気づくようにもなります。うちの看護師さんがよく「目配り、気配り、心配り」と朝礼で話していますが、まさにその通りだなと思います。

それと、もう一つ大事だと思うことは、利用者さん一人一人の個性を尊重し、その想いに寄り添って支援していくことだと思います。

職場の雰囲気

困ったことがあれば、経験豊富な先輩職員に相談できるとてもアットホームな環境です。

とはいえ、私も含め職員の多くの方から耳にするのが、「利用者さんに元気をもらえる」「癒される」という言葉です。これが職場の雰囲気をあらわす一番の言葉かなと思います。

れいめいの里建替えについて(令和3年5月完成)

昭和59年に建てられた建物のためバリアフリーが不十分でしたが、その辺りが改善され生活環境が良くなることで期待は大きいです。多床室であった利用者さんは個室になることにもワクワクしていました。

これまで利用者さんが生活されてきた建物がなくなるのは寂しさを感じますが、利用者さん達がワクワクしたり、喜んでいる様子を見ると私もとても嬉しく思います。

休日の過ごし方

子どもの行事に合わせてお休みも取れるのでとても充実しています。

子供は野球をしていますが、小学生のころから12年間応援し続けることができました。これからも色々な面で応援していきたいです。

アットホームで
相談しやすい職場です

れいめいの里 生活支援員(令和2年4月1日現在)

田里 真太郎

れいめいの里 生活支援員 田里 真太郎

入職した理由

前職はホテルで働いていました。母が病気になったので、看護のため休みに融通がきく職業を選ぼうと思い福祉分野を対象に求職活動を行いました。

4~5年ほど高齢者介護の経験がありましたが、障がい分野も経験してみたいと思い、おきなか福祉会へ入職しました。

障がい福祉のお仕事の魅力

利用者さんが出来なかったことや苦手なことを出来るようになったときに達成感を感じます。例えば洋服をたためなかった方がたためる様になることもその一つです。たためるようになったと言っても毎日出来るのではなく、時々出来るといった感じです。半年、1年間と声をかけ続けて、少しずつ成長するという具合で長期戦になりますが、やりがいは強く感じます。

また、職場の仲間とその達成感を共有できることも魅力の一つだと思います。

仕事をするうえで、大切にしていること

利用者さんへの言葉遣いや態度には気をつけています。利用者さんが嫌な思いをしないように、俗にいう上から目線にならないように、目線を合わせることを常に意識しています。

また、利用者さんへの支援内容等について、他の職員の方へ積極的に相談するようにしています。色々なアドバイスをいただいた方が、選択肢が増えるのでその様にしています。頂いたアドバイスの内容がそれぞれ異なる場合は、まずは自分がいいなと思ったことを試して、ダメなら別のアドバイスを試すようにしています。いただいたアドバイスについては少しアレンジして試すようにしています。

職場の雰囲気

凄くアットホームで、変な緊張感がなく、相談しやすく、意見も挙げやすい雰囲気であるように思います。

れいめいの里建替えについて(令和3年5月完成)

今の様な利用者さんが落ち着いた雰囲気を次の建物でも作っていきたいと思います。

休日の過ごし方

休日はサーフィン、ゴルフ、ジェットスキーなど趣味で埋め尽くしています(笑)。

平日の休みに利用することも多いですが、平日はすいていますし、料金も安くなるので、大変助かっています。

石水の里  生活支援員 仲泊 翔

和気あいあいとして、
切磋琢磨していける
職場です

石水の里 生活支援員(令和2年4月1日現在)

仲泊 翔

入職した理由

私には障害を持った兄がいます。小さい頃から兄と一緒に過ごして、「できること」「できないこと」を見てきました。そんな兄のように障がいを持った方々のサポートをしたいと思い、この法人に入職しました。

兄は、昔は何でも自分で出来ていたのですが、年齢を重ねていくにつれ、失禁など、以前は出来ていたことが出来なくなっていきました。そんな彼を見ていると何か助けになりたいという気持ちが強くなりました。その影響か、再就職先も前職とは全く畑違いの福祉分野という気持ちが強かったです。そして石水の里へ入職となりました。

現在の仕事内容

利用者さんが、その人らしい生活をおくれるように日々のサポートをしています。

障がい福祉のお仕事の魅力

私の所属している石水の里では重度の方々の支援を行っていますが、何か訴えたくても訴えられない利用者さんがほとんどです。そのような方々をサポートし喜ぶ顔を見ることに魅力を感じています。

利用者さんが何を欲しているのか、経験で分かることも多いのですが、それが分からない時は、いくつか候補を準備して現物を並べ利用者さんに選んでもらう形で対応しています。例えば、ラジオ、新聞、テレビを提示して、その中に欲しているものがあれば利用者さんは嘘のように落ち着きを取り戻したりします。

仕事をするうえで、大切にしていること

利用者さんが、楽しく、不便なく過ごせるよう心掛けています。そのためには、準備がとても大切になってきます。事がスムーズに進まない、例えば遠足などの行事では準備不足で食事やおやつといったプログラムがうまく進まないと利用者さん達はわさわさしてきます。利用者さんによってはそれが理由でご飯を食べないという方もいらっしゃいます。この準備を丁寧に行うということが利用者さんに快適に過ごしていただくためにはとても大切になってくると思います。

職場の雰囲気

職員みなさん和気あいあいとしていて、打ち解けやすく、切磋琢磨していける関係であり、とても良い雰囲気であると思います。

れいめいの里建替えについて(令和3年5月完成)

どんなふうにできるのか楽しみにしています。

休日の過ごし方

趣味のバレーをしたり妻とショッピングしたりしています。シフト勤務のため平日休みがあり、混んでいるイベントや人気の飲食店も比較的人が少ない状況で利用できるので快適です。

バレーではプレーヤーとして、また小学生チームのコーチとして大会に参加するなど楽しんでいます。

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