2019.12. 3 | 私のほのぼの話(最終話) |
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大地に咲くタンポポはけなげです。
踏まれても、踏まれても立ち上がる。
他の草花が成長する一足前に春を告げて黄色い花を咲かせる。そして、一つの花びらから二百もの冠毛(綿毛)をつけた種子を飛ばし、新たな生命を育んでいく。
どんな困難な嵐も乗り越え、あの地でも、この地でも朗らかに対話の花を爛漫と咲かせていく。
花の潤いは心を癒してくれる。
大輪の花も小さい花もそれぞれに美しい。
花の美しさに理屈はいらない。
一つの命を無条件に「掛け替えのない存在」として受け止めてほしい。
その小さな「愛情」が生きる「勇気」を与えてくれる。
ほのぼの特派員 ペンネーム たんぽぽさん